アクアリウムは凍えない

アクアリウムを前進させるブログ

PEST分析で見るアクア

f:id:hnakane301292:20180311141621j:image

 

①Politics(政治)

=市場の枠組み・規制に影響するもの

アクアリウムでここに関係するものは、直近だとガーの輸入規制とか、ミドリガメの輸入規制などが思い浮かぶ。あと家に大きな水槽を置く場合に大家に許可を取るとか、そこらへんグレーだけど一応係わってはくるかな。

ただアクア全体に係わってくるような大きな規制とか法律条例とかはパッと思い浮かばない。なにか思い付いた方、良ければご教示下さいな。

 

②Economy(経済)

=バリューチェーンに影響するもの

日本のGDPは伸び悩み、景気もいいとは言えない。格差が生まれつつあるというが、まだまだ一億総中流といった感じの意識を皆んな持っていて、趣味に対してある程度はお金使えるという人が多いのではないか。データとか無いけどw

ただ、アクアリウムというと非常にお金が掛かる趣味だ、という固定観念を持っている人は非常に多く、やった事ない人が勝手にハードルを上げている印象が強い。

「いつかやりたいんだけどね〜」というセリフ、かなり聞いて来た気がする。そこのハードルを取っ払ってやるといいかも知れない。

しかしやりたいと本当に思っている人は自分で調べて勝手にやり始める訳で、お金とか時間とかのせいにする人はホントにやりたいとは思ってないんだろなーとは思う。とは言え、グッとハードルが下がることで新規が増えていくことも確かであろうから重要なポイントではあるのか。

 

③Sociaety(社会)

=需要構造に影響するもの

ここはかなり影響するところである。

いわゆるアクアブームというのがあった。確かピークは1994年で私の誕生年と同じなのだが、そこから下り坂というのは何か悲しい。というのはまあ置いておいて、バブル期は1991年で既に弾けていたとは言え、恐らくバブル期に熱帯魚を飼い始めた人はかなり多いのではないかと思う。熱帯魚というものがまだ珍しかったから余計人気が出た、とかそんな話をショップの人からも聞いたことがある。一種の憧れがあったのだろう。とにかく、社会的にいい条件が揃っていて、金魚だけじゃなく熱帯魚も飼ってみよう、とかモテたいから始めた、とかそんな多様な理由で飼い始めた人が多い時代だったのではないかと推測する。

これらはマクロで見れば一過性のものなので、だんだん下火になっていく。飽きた人とか世話が面倒になった人とかでアクアを辞める人が少しずつ出てくる。

そして1995年、阪神淡路大震災。これをターニングポイントに辞めていく人は加速。特にブームに乗っかっていただけの人はこれを機に一直線の右下がりを描き減少。

2011年の東日本大震災の際は市場全体として多少の減少はあったが、あまり変わっていない。

ただ海水魚専門店に行くと、2011を機に辞めてしまったお客さんが多かった、という話をかなり聞くから海水魚業界では中々の痛手だった模様。この時の市場全体の減少は海水魚が多く占めていたのではないかと推測。

対して熱帯魚とか金魚とかは、1995年の下り坂からホントに好きな人しか残ってなかったからあまり影響しなかった。

そして現在は多少の増減はありつつも通常運行、みたいな感じ。

大体こんな感じじゃないか。ちゃんとしたデータとか引っ張ってないけどw

間違ってたらご指摘頂けるとホント助かります。m(__)m

 

④Technology(技術)

=競争ステージに影響するもの

ほぼ変化なし。w

LEDとか、他のちょっとした器具の進化はあるのかも知れない。だけど正直10年前からほとんど変わっていない。メーカーは重箱の隅を突くようなマイナーチェンジでお茶を濁し、胡散臭い用品類が増える一方。まあ元々技術進化にそこまで直結するような分野じゃないのかも知れんけどもね。

あと今メーカーはパイの奪い合いしかしてない。ただでさえ少ない市場を奪い合って削りあってどうすんの。ここはなにか転換が必要。

でもADAは頑張ってる。気がする。通販禁止とかもECに客流れないように小売店に貢献してるし。すべてECで完結するような人が増えたら、この業界どんどん縮小する気がする。実店舗って大事。相手にしてるのは生き物だからね。

 

こんなところか。長々と書いたけど、結局どうすればアクア業界が良くなっていくのかっていうのは全く思い付かなかったw

だれか助言下さい。

 

以上。